まいにちハワイ語[28]
最近腰が痛いですわ~~~!!!
おっとっと、失礼いたしました
今日もはりきって参りますわよーーー!!!
今日のテーマは「名詞の修飾」ですわ!
「本を買う」は言えるけれども、
「新しい本を買った」という文はまだ作れませんわ!
ではさっそく下の例文をご覧くださいまし!
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①Ua kūʻai mai au i ka puke hou.
「私は新しい本を買った」
②Ke hoʻopaʻa haʻawina nei nā haumana akamai.
「賢い生徒たちが勉強している」
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まずは①の文から!
動詞kūʻai「買う」
ua 動詞 maiで過去。
名詞puke「本」の後ろに、状態動詞hou「新しい」がありますね!
名詞の修飾語はすぐ後ろに置く、と覚えましょう!
(動詞の修飾語のときとおんなじですわね!)
「名詞の修飾」と聞くと、ついつい「形容詞は?」と思ってしまいますが、ハワイ語には形容詞という品詞はありませんでしたね!
日本語で形容詞とか形容動詞と分類されているような単語は、ハワイ語ではだいたい状態動詞という動詞の一種に分類されていますわよ!
②の文も見てみましょう!
名詞haumana「生徒」、手前のnāは複数を示す冠詞でしたね。
nā haumanaで「生徒たち」となりますわ!
haumanaの後ろにあるのが状態動詞akamai「賢い」
nā haumana akamai「賢い生徒たち」だと分かりますわね!!!
Ke hoʻopaʻa haʻawina neiは難しそうに見えますが、
落ち着いて一つ一つ分解いたしましょう!
最初と最後のke ~ neiは現在進行を表すマーカーでしたね。
ということは、あいだに挟まっているhoʻopaʻa haʻawinaは動詞句!!!
動詞の部分が2語あるということは【動詞+修飾語】の可能性が高いですね!
1語ずつ調べると、
動詞hoʻopaʻa「記憶する」
名詞haʻawina「課題」
なるほど、先日習った「動詞と目的語の結合」だと分かりましたね!
ここで、安易に意味を予想してはいけません!
「課題を記憶する」だから「暗記する?」とか、そういうのはダメです!
(Pukui&Elbert)Hawaiian Dictionaryでhoʻopaʻaの項目を引くと「paʻaの1を見ろ」とあります。paʻaの1を引くと、かなり長い説明がありますが、中ほどにhoʻopaʻaがあり、to learn, to memorizeとあります。その小項目の最後にhoʻopaʻa haʻawinaがCf(参考)として記載されていますので、hoʻopaʻa haʻawinaもto learnの意で使えるとわかりました。
よって②の文は「賢い生徒たちが勉強している」と訳せますね!!!
今日はここまで!
また明日!!!
【参考文献】
【まとめてみた】トキポナの単語
-a-
a
[呼]あー、はっ!うーむ、ふーむ、おおっ
(kinという語も同様に用いられる)
(cf) kin: ~も、まだ、ことによると
akesi
[名]爬虫類、両生類、多くの怪物、恐竜、可愛くない動物
akesi pi telo moli:有毒ヘビ、有毒カエルなど
ala
[名]無
[数]0
(〇 ala.で否定文を作る)
(〇 ala 〇?でYes/No疑問文を作る)
alasa
[動]狩る、集める、収穫する
ale/ali
[名]全てのもの、すべて、人生、宇宙、豊かさ
[形]数えきれないほど多くの、豊富な、どの…も、ことごとくの、あらゆる、十分な
[数]100
anpa
[名]地面、下方
[動]低める、負かす
[形]謙虚な、従属的な、低い、深い、
anpa lawa:首
ante
[名]変化
[動]変える
[形]他の、異なった、代わりとなる
anu
[接]あるいは
〇 anu seme?:~か、それとも?
awen
[動]待つ、とまる、とどまる、残る、~しつづける
[名]残り
[形]安全な、持続している、保たれている
-e-
e
直接目的語を導く機能語
en
語の並立を実現する機能語/直接目的語、文の並立には用いられない。
esun
市場、マーケット、店、ビジネスの取引
-i-
ijo
[名]何か、モノ、物事、事象、現象、問題
ijo uta walo:歯
ike
[名]悪
[形]悪の、複雑な、本質的でない、無関係な、悲観的な、不適切な、的外れの
[呼](何か悪いことについて)ええー! うわ! ああー!
ike lukin:醜い
ilo
[名]道具、装置、機械
ilo moku:食べるための道具
insa
[名]内側、中央、中、間、胃、内臓
-j-
jaki
汚い、込み入った、ゴミ、有毒な、不快な
jan
[名]人、誰か
(jan 〇で)人名、「~さん」
ona li jan Misato.「彼女はミサトさんです」
(cf) nimi ona li Misato.「彼女の名前はミサトです」
jan kala:人魚
jan pi ma tomo:都会の人
jan poka:隣人、側にいる人
jan pona:友人
jan pakala:犠牲者
jan utala:兵士
jan ike:敵
jan lawa:リーダー
jan lawa pi jan utala:兵士のリーダー、将軍、司令官
jan pi ike lukin:醜い人
jan pi pona lukin:魅力的な人
jan pi nasin sewi Kolisu:キリスト教徒
jan lawa pi tomo tawa kon:パイロット
jan lili:こども
jan sewi:神
jan suli:大人
jan unpa:愛人、売春婦
jelo
[名]黄色
[形]黄色の、黄色っぽい
jelo laso:緑
jelo loje:オレンジ
jo
[名]所有(すること)
[動]所有する、持つ、抱く、保持する
-k-
kala
[名]魚、水生生物、海洋生物
jan kala:人魚
kalama
[名]音、雑音
[動]音を立てる、演奏する
kalama musi:音楽、曲
kama
[動]来る、着く(e×)、引き起こす(e)、(kama Vで)~するようになる[進行]、~することに成功する
[名]未来
kama jo:得る
kama sona:学ぶ(⇔ pana e sona:教える)
kama moli:死にかけている、死にそうである
kasi
[名]植物、ハーブ、葉、野菜
kasi kule:花
kasi suli:木
kasi lili:草
kasi sona:大麻、アヘン(瞑想の為として)
lipu kasi:葉
ma kasi:ジャングル、森
ken
[助動]~できる
[名]可能性
ken la ~:おそらく、可能性としては
kepeken
[動]~を使う(e)
[前]~でもって(道具、手段)
kili
[名]全ての野菜と果物、キノコ類
kin
~も、まだ、ことによると
(aと同じ用法もある / (cf) a )
kiwen
[名]石、岩、鉄、固いもの
ko
[名]半固形物質、粉、パウダー、にかわ、粘土、土、泥
ko jaki:大便、糞
kon
[名]空気、大気、精神、風、本質、隠された事実、スパイ
kule
[動]絵を描く、色を付ける
[名]色、顔料
[形]色鮮やかな、描かれた、顔料の
【コラム「色彩語彙」】
jelo:黄
laso:青
loje::赤
pimeja:黒
walo:白
laso loje(loje laso):紫
laso jelo(jelo laso):緑
loje jelo(jelo loje):オレンジ
loje walo(walo loje):ピンク
walo pimeja(/pimeja walo):グレー
(cf) loje en laso:赤と青(×:紫)
色彩の表現は重要であるが、トキポナは単純明快であることが求められるため、こだわりすぎないこと。
kulupu
[名]グループ、共同体、社会、会社組織、国家、部族
kulupu pi toki pona:トキポナのグループ
kute
[動]聞く、注意する、従う
[名]耳
-l-
la
あるフレーズを文から分離する機能語
A la B.「もしAならBだ/AだとBだ」
ken la ~:おそらく~
lape
[動]眠る、休む
[名]眠り
laso
[名]青、緑
laso jelo:緑
laso loje:紫
lawa
[動]導く、制御する、案内する、計画する、規制する、支配する、規定する
[名]頭、心
[形]主要な
len
[動]服を着る、プライバシーを隠す
[名]服、繊維、何らかの層
len luka:ミット、グローブ、手袋
len noka:くつ、ズボン、脚のためのあらゆる衣服
lete
[形]冷たい、寒い、凍らせる、涼しい、料理されていない、生の
【コラム「温度の表現」】
lete pilin:冷たい
lete pilin mute:とても冷たい」
lete pilin lili:少し冷たい」
【コラム「気温の表現」】
lete li lon.「寒い」
lete mute li lon.「とても寒い」
lete lili li lon.「涼しい」
li
主語と述語を分離する機能語
lili
[形]小さい、少ない、短い、若い、幼い
linja
[名]線、髪の毛、長くて柔軟なもの、ロープ、糸、コード
linja lawa:頭髪
lipu
[名]紙、シート、チケット、平たいもの、本、書類、カード、ウェブサイト、レコード
loje
[名]赤
[形]赤の、赤っぽい
loje laso:紫
loje jelo:オレンジ
loje walo:ピンク
lon
[動]存在する(e×)、~を存在させる(e)
[名]現実、真実
[前]~に、~で(場所)
【コラム「寒暖の表現」】
seli li lon.「暑い
seli mute li lon.「とても暑い」
seli lili li lon.「暖かい」
lete li lon.「寒い」
lete mute li lon.「とても寒い」
lete lili li lon.「涼しい」
【コラム「温度の表現」】
seli pilin:熱い
seli pilin mute:とても熱い
seli pilin lili:少し熱い、温かい
lete pilin:冷たい
lete pilin mute:とても冷たい
lete pilin lili:少し冷たい
luka
[名]手、うで
[数]5
lukin
[動]見る、観察する
[名]見た目、姿、視界
(okoは「目」という名詞の意味のみ)
lupa
[名]穴、体の穴、ドア、窓、開口部、口
lupa (meli):女性器
-m-
ma
[名]土地、国、領土、領域、世界、田舎
(ma 〇で)国名
ma kasi:森、ジャングル
ma telo:沼、湿地帯
ma tomo:町、村/(ma tomo 〇で)都市名
mama
[名]親、創造主、先祖、世話人、扶養者
mama meli:母親
mama mije:父親
mani
[名]お金、通貨、大型の家畜、富
mi
[人称代名詞]わたし(sg.1)
mi mute:私たち(pl.1)(主語のとき、liを要求する)
mije
[名]男、夫、彼氏、男性
meli
[名]女、妻、彼女、女性
moku
[動]食べる、飲む、消費する、摂取する
[名]食べ物、飲料
moli
[動]死ぬ、殺す
[名]死
kama moli:死にかけている
monsi
[名]背中、おしり、背面、後方
monsuta
[動]恐れる、怖がらせる
[名]怪物、恐怖
[形]怖い
mu
[呼]動物が発する音
mun
[名]月、夜空の物体、星
musi
[動]楽しむ、楽しませる、
[名]ゲーム、楽しみ
[形]娯楽的な、芸術的な、趣のある、楽しい
浅はかな、取るに足らない、俗っぽい
musi taso:ジョークを言う、冗談を言う
tawa musi:踊る、踊り
mute
[名]量
[形]たくさん、多くの、いくつかの
[副]とても
〇 mute (mute):数えきれないほどの
〇 mute lili:4,5ほどの、いくつかの
-n-
namako
[名]香辛料、スパイス、装飾、余分なもの
nanpa
[名]数
(〇 pi nanpa (基数)で順序数詞を表す)
jan pi nanpa tu tu:4番目の人
nasa
[形]狂った、愚かな、間抜けな、奇妙な、酔っぱらった
nasin
[名]道、方法、道路、主義
nasin pi toki pona:トキポナに関する観念体系
nasin sewi Kolisu:キリスト教
nena
[名]山、こぶ、丘、隆起物、ボタン、結節、鼻
nena kon:鼻
nena sike (meli):乳房、おっぱい
ni
[指示詞]これ、それ、あれ/この、その、あの/ここ、そこ、あそこ
nimi
[名]名前、単語
noka
[名]足、脚、底、低い部分、運動(力)、移動(力)
運動・移動のための器官
-o-
o
(名詞の後ろで)呼格、(動詞の前で)命令形
oko
[名]目(他の意味を持たない)
olin
[動](人、動物を)親密に愛する、尊敬する、思いやりを持って接する、愛情を示す
ona
[人称代名詞]彼、彼女、それ(sg.3)
ona mute:彼ら、彼女ら、それら(複数の場合でもonaで表すことが専らである)
open
[動]はじめる、ひらく、栓をひねって出す、電源を入れる(⇔pini: 電源を切る)
~し始める
[名]開始
-p-
pakala
[動]破壊する、めちゃくちゃにする
[名]事故
[呼](全ての呪いの言葉)くそっ、畜生!
pali
[動]する、作る、働く
[名]活動、労働
palisa
[名]ロッド、スティック、とがったもの、棒
palisa (mije):ペニス、陰茎
pan
[名]麦、トウモロコシの実、稲、またはこれらからできる食べ物(米、ご飯、パンetc.)
pana
[動]放出する、与える、送る、出す、自由にする、釈放する、解放する
pana e sona:教える
pi
[A pi (B C)]の構造のとき、CはBを修飾するもAを修飾しない
[kulupu pi (toki pona)]:[(トキポナ)のグループ]
[(kulupu toki) pona]:[良い(言葉の集まり?)]
pilin
[動]感じる、思う、触れる、さわる
[名]心
pilin pona:幸せです
pilin ike:悲しいです
pilin seme?:どう思うか、どう感じるか
pilin e seme?:何を考えているか
pimeja
[名]黒、暗黒
[形]明かりがついていない
pimeja walo:灰色
pini
[動]止める、終える、電源を切る
~し終える
[名]過去、終了
pipi
[名]虫、昆虫、クモ
poka
[名]側、近く、おしり、近所
[前]~とともに
poka telo:水辺、ビーチ
jan poka:隣人、そばにいる人
poki
[名]入れ物、ボウル、グラス、カップ、箱
pona
[動]直す、修理する
[形]平和な、親しい、良い、単純な
[呼](何か良いことについて)やったぁ! わぁ!
pona lukin:かわいい、魅力的な
suno pona.「こんにちは、良い天気ですね」
lape pona.「おやすみなさい、良い眠りを」
moku pona.「召し上がれ」
kama pona.「ようこそ」
musi pona.「楽しんでください」
pu
[名・動]『公式トキポナ教本』(を読む)
-s-
sama
[名]仲間、平等
[形]同じ、同様の、平等な、ペアの、お互いの
[副]~のような
seli
[形]あたたかい、熱い
[名]熱源、化学反応、調理器
【コラム「気温の表現」】
seli li lon.「暑い」
seli mute li lon.「とても暑い」
seli lili li lon.「暖かい」
【コラム「温度の表現」】
seli pilin:熱い
seli pilin mute:とても熱い
seli pilin lili:少し熱い、温かい
selo
[名]皮膚、なんらかの表面
seme
[疑問詞]何
ma seme:どこ
jan seme:だれ
tan ma seme:どこから
tan seme:なぜ
nasin seme:何の方法
lon ma seme:どこで
poka jan seme:誰と
kepeken nasin seme:どうやって、どのように
sewi
[名]空、屋根、頂上、上方、神
[形]高い、すぐれた、超自然的な、聖なる
sijelo
[名]体(の状態)
sike
[名]円、球、ボール、車輪、1年間
[動]円を描く
[形]丸い、円の、球状の、1年間の
sike (mije):睾丸、金玉
【コラム「年齢の尋ね方」】
tenpo pi mute seme la sina sike e suno?
「あなたは太陽を何度回ったのですか?」
tenpo luka luka luka luka wan la mi sike e suno.
「21歳です(21周回ってます)」
sin
[形]新しい、他の、より多くの、もう一つの
sina
[人称代名詞]あなた(sg.2)
sina mute:あなたたち(pl.2)(liを要求する)
sinpin
[名]壁、胸、正面、顔
[形]主要な
(cf) nena sike (meli):乳房、おっぱい
sitelen
[動]書く、描く
[名]絵、画像、記号、描写、象徴、代表、肖像、書くこと
sitelen ma:地図
sitelen tawa:動画、映画
sona
[動]知る、方法を知る
[名]叡智
[形]賢明である
sona e tan:理由・原因を知っている
soweli
[名]哺乳類、哺乳類の食肉、動物、獣
suli
[形]大きい、高い、長い、重要な
suno
[名]太陽、光、かがやき、発光
supa
[名]水平な面、机、椅子、ソファー
supa lape:ベッド、寝台
suwi
[形]甘い、かわいい、無垢な、無邪気な、純真な
-t-
tan
[名]理由、原因
[前]~のために
tan ma seme:どこから
tan seme:なぜ
taso
[接]しかし
[副]単に、~だけ
tawa
[動]~へ向かう(e×)、~を動かす(e)
[前]~に、~にとって、~のために
[形]動いている
tawa weka:去る、遠くへ行く
mi tawa.「さようなら」
tawa pona.「バイバイ(返答)」
telo
[名]水、液体
telo jelo:尿
telo nasa:アルコール、酒、ビール、ワイン
telo sijelo loje:血液
telo walo mije:精液
tenpo
[名]時間、機会、状況
tenpo kama:未来
tenpo kama lili:まもなく
tenpo mute:しばしば
tenpo ni:いま、現在
tenpo pimeja:夜
tenpo pimeja ni:今夜
tenpo pimeja pini:昨夜
tenpo pini:過去
tenpo suno:昼
tenpo suno kama:明日
tenpo suno ni:今日
tenpo suno pini:昨日
toki
[動]話す、しゃべる、交流する
「~について話す」はその内容をtokiに後置する。修飾関係が複雑化する際は機能語piを適宜用いること。
[名]言語/(toki 〇で)言語名
[呼]やぁ!
tomo
[名]家、建物、内部空間、部屋
tomo pi telo nasa:居酒屋、バー
tomo tawa:車
tomo tawa kon:飛行機、ヘリコプター
tomo tawa linja:電車、列車
tomo tawa telo:ボート、船
tomo telo:風呂場、プール、トイレ
tu
[動]分離する、割る
[数]2
-u-
unpa
[動]セックスする、交尾する、婚姻関係を持つ
[名]恋愛
[形]性的な
uta
[動]キスする(e)
[名]口、唇、あご、口腔
ijo uta walo:歯
o uta e mi.「私にキスして」
(cf) o pilin e uta mi kepeken uta sina.
「私の口をあなたの口でもって触れて下さい」
utala
[動]戦う、争う
[名]戦争、戦闘、戦い
-w-
walo
[名]白、明るい色
[形]青白い、薄い色の
walo pimeja:灰色
wan
[動]結合する、一緒になる、結婚する
[形]唯一の
[数]1
waso
[名]鳥類、鳥類の食肉、鶏肉、飛行生物、つばさをもつ動物
wawa
[名]活力、力
[形]強い、強力な、エネルギッシュな、大胆な、確信のある、激しい
weka
[動]除去する、削除する
[形]無視された、~から離れている
[副]遠くへ
weka ala:近い
tawa weka:去る、遠くへ行く
wile
[動]欲する、必要とする
[助動]~したい、~しなければならない
[名]願望
あらたしい言語をつくる[ver1.2]
文字と発音
i [i] e [e] a [a] o [o] u [u]
-------------------------------------
b [b] d [d] f [f] g [g] k [k]
l [l] m [m] n [n]
p [p] r [r] s [s] t [t]
v [v] x [x] z [z]
(辞書配列)
a b d e f g i k l m n o p r s t u v x z
補助記号
q
全て小文字で表記される。
音節構造
CV
アクセント
アクセント位置に規則はない。
アクセントのある母音文字の直後にアクセント表記文字「q」を置く。
アクセントが置かれた母音を強く長く発音する。
補助記号
「, 」「. 」「!」「?」
「<<(発話文)>>」(ver1.1より修正)
「"(強調する語)"」
基本の語順(ver1.1「統語構造」より修正)
SVO型
形容詞-名詞の順で修飾
副詞は動詞の前に置かれることがほとんど
言語類型
若干の屈折性を残す孤立語
名詞の性・数・格
性・数の区別はない。
格は「主格」「対格」の2つ
テンス・アスペクト
時制をもたない言語とする。
アスペクト(あるいはロシア語でいうところの体の区別)も今のところ考えない。
品詞
①名詞
②形容詞
③数詞
④代名詞
⑤動詞
⑥副詞
⑦接続詞
⑧前置詞
⑨補助詞
⑩間投詞
※名詞のみ格変化をする。
基本語彙
ゼロベースで語彙を生み出すというのは、全くオリジナルな言語になるという点で非常に憧れるものでありますが、私たちは自分の知っている自然言語の知識から完全に逃れることはできないのであります。
トキポナという人工言語は、語彙が抑制されている点が非常に特徴的です。
だいたい120~130語くらい(もう少し多いバージョンもあるようですが)しかありません。
今回制作している人工言語では、トキポナのような語彙抑制策は採用しません。
語彙の増やし方(造語の方針)として、基本語彙の合成(合成語の産出)によるものを検討しています。基本語彙の策定にあたって、意味分類のベースをトキポナの語彙に依拠することとします。
[ver1.3]では、トキポナの語彙を整理し、新たに音を当てていくことにします。
>>>[ver1.3]>>>
あらたしい言語をつくる[ver1.1]
文字と発音
とりあえず使う文字は以下から選びますね。
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
↓
母音) a i u e o
子音) b d f g k l m n p r s t v x z
↓
i [i] e [e] a [a] o [o] u [u]
-------------------------------------
b [b] d [d] f [f] g [g] k [k]
l [l] m [m] n [n]
p [p] r [r] s [s] t [t]
v [v] x [x] z [z]
(辞書配列)
a b d e f g i k l m n o p r s t u v x z
補助記号
q
全て小文字で表記される。
音節構造
CV
アクセント
アクセント位置に規則はない。
アクセントのある母音文字の直後にアクセント表記文字「q」を置く。
アクセントが置かれた母音を強く長く発音する。
補助記号
「, 」「. 」「!」「?」
「--(発話文)--」「"(強調する語)"」
統語構造
SVO-AN
>>>[ver1.2]へ進む>>>
あらたしい言語をつくる[ver1.0]
人工言語制作という名のひまつぶし
こんにちは、委員長です。
さっそく、人の手で言語を作りましょう。
準備物はこちら↓
------------------------------------
①筆記具(ボールペン、紙)
②記録媒体(PCあるいはスマホ)
③完璧主義的な心
------------------------------------
まず「③完璧主義的な心」を過不足なく手に取り、ゴミ箱に捨てます。
ブログタイトルの末尾に[ver1.0]とあることからも分かるように、
人工言語を一発で作り上げることは難しいです。
このブログでは修正や廃棄の過程まで、余すところなくお見せします。
[ver]がいくつまで増加するか、見ものですね。
机の上に紙と鉛筆、スマホ(PC)を揃えたら、作業に取り掛かります。
利用方法を考える
ところで私の2次元美少女の好みというのは、透き通るような水色のショートカットの女性にまったくもって限ります。年上のお姉さんキャラであればなお良しです。理屈よりも先に行動してしまうアクティブな性格で、それでいて鈍くさい主人公に一向に愛想を尽かすことなく、手を引いてくれる。そんなキャラクターに私は並々ならぬ愛の芽生えを感じる次第であります。
さて、そのような理想的なヒロインが、人工言語を操り、私やあなたに教えてくれるとしたら、それはどんなに素敵なことでしょうか。
人工言語を作るにあたって、その言語をどんなふうに使いたいのかを検討(妄想)することはとても大事です。上に書き連ねた心底気持ちの悪いオタクの戯言から分かることは、これからつくる人工言語は創作世界のなかで利用されるものらしい、ということですね。
人工言語なんて創作物の一種なのだから全部そうであろうと思いたくなりますが、いや実際もう少し別な用途を志して生み出された人工言語というのも、枚挙にいとまがありません。
①エスペラント
世界中の人々が自分の母語とは別に習得して、補助的に使うことが期待されています。
「みんなの第二言語」というコンセプトです。
開発者の思い描いた理想→「言語の壁が無ければ争いは起こらないはず!」
とってもステキな志ですね。わりかし世界的に認知されている人工言語です。
②トキポナ
語彙数が抑制されています。文法も簡素です。
詳細な説明や表現は諦めて、「ざっくり喋ろう」みたいなノリ。
学習に大した時間を要さないので、即実践!即戦力!って感じ。
③ナヴィ語
映画『アバター』で異星人の言葉として作られました。
台詞に合わせてその場限りで適当に発音するというやり方では監督は納得できなかったようです。本格派の監督さんみたいですね!
そういうわけで、監督のイメージをもとに言語学者が協力して作った人工言語がこのナヴィ語であります。創作世界で使われる人工言語は「架空言語」と呼ばれることもあります。
「架空言語」は創作世界の文化まで決めたうえで作られることがあります。
剣と魔法の世界とか異星人の文明に「コンピュータ」は無いだろうし、逆に魔法とか呪文とか宇宙を股にかけるタコクジラみたいなヘンな生き物の固有名とか、そういう語彙は増やしておかなくてはいけませんね。
要するに、人工言語の企画書にはコンセプトが必要ってこと
②トキポナは「実験タイプ」。「もし○○○な言語があったら」のような、コンセプチュアルな雰囲気が強い人工言語。
③ナヴィ語は「創作架空言語タイプ」。作りこまれたものもあれば、単なる文字遊び、音遊びみたいなものまで、多種多様。
他にも色々あるから紹介しろ! と怒られそうなきらいがありますけれども、勘弁してくださいね。素人ブログですみません。
キミはどんな言語を作るのさ?
今回の企画では「②実験言語」をベースに作成してみます。
実は私はトキポナの学習者でして、この言語の、シンプルで学びやすい文法という特徴が面白いと感じていました。
「俺の嫁が俺に人工言語で話しかけてくれる」という妄想を具体化させていきます。
こんな感じで作るZE☆
a) 文字はラテンアルファベット。
キーボード切り替えしなくても入力できる文字しか使わない。
b)珍しい発音、あまり見かけない文法事項は採用しない。
c)なるべく可愛い響きになるように。
最後のc)については、なんかこう、前から思っていたんですが、そこそこ流行っている人工言語って、響きがカッコいいんですよね。カッコいい人工言語であふれかえっているので、ここはひとつ、ずいぶんと気の抜けたような、ファンシーでキュートで、脱力感みなぎる響きをもつ人工言語を作っていきましょうか。
長くなってきたので、今日はここまで。
[ver1.1]にて、開発を進めましょう。
まいにちハワイ語[27]
昨日のつづきですわーーー!!!
「方向詞」を学びましたわね!
大事な大事な4つの方向詞……「四天王」を覚えておいでですか?
<方向詞四天王>
mai 話者に向かって
aku 話者から離れて
aʻe 上へ向かって
iho 下へ向かって
今日ご説明いたしますのは、
動詞と方向詞にまつわるお話ですわ~~~
下の一覧をご覧くださいまし!
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kūʻai 「売る・買う」(両方の意味がある)
→①kūʻai mai「買う」 ②kūʻai aku「売る」
※商品が話者に向かってくるか、離れていくかで区別。
aʻo「学ぶ」
→①aʻo mai「教わる」 ②aʻo aku「教える」
hāʻawi「与える」
→①hāʻawi mai「くれる」 ② hāʻawi aku「あげる」
lawe「取る」
→①lawe mai「持ってくる」 ②lawe aku「持っていく」
hele「行く・来る」(両方の意味がある)
→①hele mai「来る」 ②hele aku「行く」※「行く」はheleのみが多い。
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このように、日本語では動詞そのもので使い分けている意味が、
ハワイ語では【ある動詞 + 2種類の方向詞(mai or aku)】というように、
方向詞の違いで区別を表すことがありますわ!!!
前回もお伝えしましたように、この方向詞、省略可能ですの!
「売る」なのか「買う」なのか、「行く」のか「来る」のか、
いつもいつも方向詞があるわけではありませんことよ!
方向詞が省略されている場合は、文脈で読み取る必要があります!
お気をつけて~~~!!!
最後に!
以前、【動詞 + 修飾語】という形を習いましたわね!
例えば、
holo ʻāwīwī「速く走る」
このペアに方向詞akuを入れるとすると、さてどこになると思いますか?
答えは……、
holo ʻāwīwī aku 【動詞 + 修飾語 + 方向詞】ですわ~~~!!!
今日はここまで!
また明日!!!
【参考文献】
塩谷亨(1999,2011)『ハワイ語文法の基礎』大学書林:東京
まいにちハワイ語[26]
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①E kōkua mai iaʻu.
「私を助けて」
②E haʻalele aku ʻo ia.
「彼は去った」
③Ua piʻi aʻe mākou i ka mauna.
「私たちは山を登っている」
④Ua noho iho lākou.
「彼らは座った」
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今回学ぶのは【方向詞】ですわーーー!
方向詞はその名の通り、
「方向」を示す修飾語でございましてよ!
覚えていただきたい方向詞は4つ!
上の例文に一つずつ含まれていますわ!
<4つの方向詞>
① mai →→→ 話者に向かって
② aku →→→ 話者から離れて
③ aʻe →→→ 上へ向かって
④ iho →→→ 下に向かって
方向詞は補助的なパーツ!
【動詞の後ろ】に置かれまして、
ニュアンスを添えたり、
意味を明確にすることができますわ!
上の4つはどれも省略可能ですわよ!
一文ずつ見ていきましょう!
①E kōkua mai iaʻu. 「私を助けて」
・文頭の「e」は命令文の印。
・動詞kōkuaは「助ける」
・maiは「話者に向かって」を意味しますね!
・iaʻuはなんでしょうか?
これは i + au の2つが合体したもので、
「私を」と判断しましょう。
maiのニュアンスを含めて訳すと、
「話者であるこの私を! 助けてくれ」
みたいな感じでしょうか。
maiが無くても、「私を助けて」と訳せますから、ここでのmaiの役割は「誰を?」の部分の強調ですね。
②E haʻalele aku ʻo ia. 「彼は去った」
・動詞haʻalele「去る」
・akuの意味は「話者から離れて」
・ʻo iaは主語で、「彼は」ですわよ!
akuが無くても和訳は同じであるように感じられますけれど、akuがあると「話者(=この文を話す人)と彼が同じところに元々いて、それから彼が去っていった」というふうに、少し詳しく理解することができますね。
③Ua piʻi aʻe mākou i ka mauna.
「私たちは山を登っている」
・uaは完了及び過去のマーク。今回は過去の出来事ではなく、完了の意味で訳されていますね。「過去のあるときに登り始めて、それが今も続いている」ということです。
・動詞piʻi「登る」
・aʻeは「上へ」というニュアンス。
・i ka maunaで「山へ」
ここでの i は移動の目的地のマークですね!
山というのは勿論、上へ上へと進む場所ですから、aʻeのニュアンスと一致しますね。
④Ua noho iho lākou. 「彼らは座った」
・動詞noho「座る」
・ihoのニュアンスは「下へ」
ihoは面白い方向詞です。身体の動きや、心の動きを表す動詞とペアで用いられます。
例えば、
「私は考えた」
この文ではihoは「考える」という思考に関する動詞と合わせて使われています。
「考える」という行為に上とか下とか、空間が関係しているようにはあまり思えませんが、おそらくは日本語でいうところの「腑に落ちる」のように、食べ物の摂取、飲み込みのイメージが、「理解する、考える」のような抽象的なイメージにまで拡張されているのではないでしょうか。
今日はここまで!
明日も今回の内容の続きですよ!
【参考文献】