あらたしい言語をつくる[ver1.0]
人工言語制作という名のひまつぶし
こんにちは、委員長です。
さっそく、人の手で言語を作りましょう。
準備物はこちら↓
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①筆記具(ボールペン、紙)
②記録媒体(PCあるいはスマホ)
③完璧主義的な心
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まず「③完璧主義的な心」を過不足なく手に取り、ゴミ箱に捨てます。
ブログタイトルの末尾に[ver1.0]とあることからも分かるように、
人工言語を一発で作り上げることは難しいです。
このブログでは修正や廃棄の過程まで、余すところなくお見せします。
[ver]がいくつまで増加するか、見ものですね。
机の上に紙と鉛筆、スマホ(PC)を揃えたら、作業に取り掛かります。
利用方法を考える
ところで私の2次元美少女の好みというのは、透き通るような水色のショートカットの女性にまったくもって限ります。年上のお姉さんキャラであればなお良しです。理屈よりも先に行動してしまうアクティブな性格で、それでいて鈍くさい主人公に一向に愛想を尽かすことなく、手を引いてくれる。そんなキャラクターに私は並々ならぬ愛の芽生えを感じる次第であります。
さて、そのような理想的なヒロインが、人工言語を操り、私やあなたに教えてくれるとしたら、それはどんなに素敵なことでしょうか。
人工言語を作るにあたって、その言語をどんなふうに使いたいのかを検討(妄想)することはとても大事です。上に書き連ねた心底気持ちの悪いオタクの戯言から分かることは、これからつくる人工言語は創作世界のなかで利用されるものらしい、ということですね。
人工言語なんて創作物の一種なのだから全部そうであろうと思いたくなりますが、いや実際もう少し別な用途を志して生み出された人工言語というのも、枚挙にいとまがありません。
①エスペラント
世界中の人々が自分の母語とは別に習得して、補助的に使うことが期待されています。
「みんなの第二言語」というコンセプトです。
開発者の思い描いた理想→「言語の壁が無ければ争いは起こらないはず!」
とってもステキな志ですね。わりかし世界的に認知されている人工言語です。
②トキポナ
語彙数が抑制されています。文法も簡素です。
詳細な説明や表現は諦めて、「ざっくり喋ろう」みたいなノリ。
学習に大した時間を要さないので、即実践!即戦力!って感じ。
③ナヴィ語
映画『アバター』で異星人の言葉として作られました。
台詞に合わせてその場限りで適当に発音するというやり方では監督は納得できなかったようです。本格派の監督さんみたいですね!
そういうわけで、監督のイメージをもとに言語学者が協力して作った人工言語がこのナヴィ語であります。創作世界で使われる人工言語は「架空言語」と呼ばれることもあります。
「架空言語」は創作世界の文化まで決めたうえで作られることがあります。
剣と魔法の世界とか異星人の文明に「コンピュータ」は無いだろうし、逆に魔法とか呪文とか宇宙を股にかけるタコクジラみたいなヘンな生き物の固有名とか、そういう語彙は増やしておかなくてはいけませんね。
要するに、人工言語の企画書にはコンセプトが必要ってこと
②トキポナは「実験タイプ」。「もし○○○な言語があったら」のような、コンセプチュアルな雰囲気が強い人工言語。
③ナヴィ語は「創作架空言語タイプ」。作りこまれたものもあれば、単なる文字遊び、音遊びみたいなものまで、多種多様。
他にも色々あるから紹介しろ! と怒られそうなきらいがありますけれども、勘弁してくださいね。素人ブログですみません。
キミはどんな言語を作るのさ?
今回の企画では「②実験言語」をベースに作成してみます。
実は私はトキポナの学習者でして、この言語の、シンプルで学びやすい文法という特徴が面白いと感じていました。
「俺の嫁が俺に人工言語で話しかけてくれる」という妄想を具体化させていきます。
こんな感じで作るZE☆
a) 文字はラテンアルファベット。
キーボード切り替えしなくても入力できる文字しか使わない。
b)珍しい発音、あまり見かけない文法事項は採用しない。
c)なるべく可愛い響きになるように。
最後のc)については、なんかこう、前から思っていたんですが、そこそこ流行っている人工言語って、響きがカッコいいんですよね。カッコいい人工言語であふれかえっているので、ここはひとつ、ずいぶんと気の抜けたような、ファンシーでキュートで、脱力感みなぎる響きをもつ人工言語を作っていきましょうか。
長くなってきたので、今日はここまで。
[ver1.1]にて、開発を進めましょう。