まいにちハワイ語[27]

昨日のつづきですわーーー!!!

 

「方向詞」を学びましたわね!

大事な大事な4つの方向詞……「四天王」を覚えておいでですか?

 

<方向詞四天王>

mai 話者に向かって

aku 話者から離れて

aʻe  上へ向かって

iho 下へ向かって

 

今日ご説明いたしますのは、

動詞と方向詞にまつわるお話ですわ~~~

下の一覧をご覧くださいまし!

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kūʻai 「売る・買う」(両方の意味がある)

→①kūʻai mai「買う」 ②kūʻai aku「売る」

※商品が話者に向かってくるか、離れていくかで区別。

 

aʻo「学ぶ」

→①aʻo mai「教わる」 ②aʻo aku「教える」

 

hāʻawi「与える」

→①hāʻawi mai「くれる」 ② hāʻawi aku「あげる」

 

lawe「取る」

→①lawe mai「持ってくる」 ②lawe aku「持っていく」

 

hele「行く・来る」(両方の意味がある)

→①hele mai「来る」 ②hele aku「行く」※「行く」はheleのみが多い。

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このように、日本語では動詞そのもので使い分けている意味が、

ハワイ語では【ある動詞 + 2種類の方向詞(mai or aku)】というように、

方向詞の違いで区別を表すことがありますわ!!!

 

前回もお伝えしましたように、この方向詞、省略可能ですの!

「売る」なのか「買う」なのか、「行く」のか「来る」のか、

いつもいつも方向詞があるわけではありませんことよ!

方向詞が省略されている場合は、文脈で読み取る必要があります!

お気をつけて~~~!!!

 

最後に!

以前、【動詞 + 修飾語】という形を習いましたわね!

例えば、

holo ʻāwīwī「速く走る」

このペアに方向詞akuを入れるとすると、さてどこになると思いますか?

 

答えは……、

holo ʻāwīwī aku 【動詞 + 修飾語 + 方向詞】ですわ~~~!!!

 

今日はここまで!

また明日!!!

【参考文献】

塩谷亨(1999,2011)『ハワイ語文法の基礎』大学書林:東京